屋外設置に向いている防犯カメラの特徴を紹介

公開日:2024/10/15  

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防犯カメラは、屋内設置に向いているものと屋外設置に向いているものがあります。用途に応じた防犯カメラを選択しないと、効果をうまく発揮できない可能性があります。本記事では、防犯カメラの種類から屋外利用向きの防犯カメラの特徴を解説します。本記事が、屋外の防犯カメラ導入の一助になれば幸いです。

防犯カメラの種類

防犯カメラは、屋内と屋外の両方で使用されるため、それぞれの環境に最適な種類があります。

代表的な防犯カメラの形状は、BOX型(バレット型)、ドーム型、そしてPTZ型の3つです。

BOX型

BOX型の防犯カメラは、一般的にスーパーマーケットや店舗などで見かけることがあります。

外観は箱型で、カメラレンズが箱から突き出ています。通常は屋外用に設計されていますが、小型のものは屋内でも使用されます。撮影範囲は固定されており、カメラの向きを変えられないため、主に特定の方向を監視するのに適しています。

ドーム型

ドーム型の防犯カメラは、円形でドーム状の形状をしています。

屋内や屋外どちらでも利用可能であり、カメラ本体が見えにくいため、監視されていることが分かりにくい特徴があります。このため、店舗やオフィスなどで不快感を与えずに利用されることがあります。また、水や衝撃に強く、防塵・防水性能も備えていることが多いです。

PTZ型

そして、PTZ型の防犯カメラは、水平回転(パン)、垂直回転(チルト)、拡大・縮小(ズーム)の3つの機能を持っています。

これにより、カメラのレンズを自在に動かし、撮影範囲を変更することが可能です。リモコンやスマートフォンのアプリを使用して、遠隔操作が可能であり、自動フォーカス機能も備えている場合があります。主に屋外で使用され、建設現場や駐車場などで広く利用されています。

屋外利用に向いている防犯カメラの特徴

屋外で利用する防犯カメラは、その特殊な環境に対応するために特別な機能や性能が求められます。

順番に必要な機能・性能を見ていきましょう。

防塵・防水性能

まず、防塵・防水性能は屋外での使用において極めて重要です。

多くの防犯カメラは、IPコードとして表される防塵・防水性能を持ちます。IPコードの数字が大きいほど耐久性が高く、屋外環境に適しています。たとえば、IP66の防塵・防水性能を持つカメラは、強風や豪雨にも耐えられる性能があります。

夜間監視システム

次に、夜間の監視に優れた機能が必要です。

赤外線照明付きのデイナイト型カメラは、夜間でも高画質な映像を提供します。これにより、24時間体制での監視が可能となります。また、ナイトビジョン機能を備えたカメラは、少しの光があればカラー映像を撮影できるため、より詳細な映像を提供できるでしょう。

電源確保手段

電源の確保も重要な要素です。

屋外用の防犯カメラは通常、有線で電源を供給するタイプが多いですが、バッテリー駆動式やソーラー発電によるカメラもあります。これらのカメラは、設置場所や電源の取り回しが難しい場所でも利用できる利点があります。

設置の簡単さ

設置の簡単さも考慮すべき要素です。

無線接続やLTE通信を利用したカメラは、有線接続が不要で設置が簡単です。また、逆光対応やWDR機能を備えたカメラは、明るい光の照り返しによる映像の劣化を防ぎ、よりクリアな映像を提供します。

ダミーカメラも抑止力として有効

ダミーカメラは、見た目は本物の防犯カメラと同様の形状をしていますが、実際には撮影機能を持っていません。

それでも、その存在だけでも犯罪抑止力として機能し、防犯効果を高めることが可能です。とくに、予算が限られている場合や、防犯カメラを多数設置したいが技術や予算的な制約がある場合に、ダミーカメラの設置は有効な選択肢となります。

本物のカメラと併用することで、複数のカメラが設置されているような印象を与えられます。ただし、ダミーカメラも万全の防犯手段とは言えません。とくに、犯罪を計画的におこなう者や防犯カメラに詳しい者にとっては、ダミーカメラであることを見抜かれる可能性があります。

そのため、ダミーカメラの設置にあたっては、いくつかの注意点があります。まず、防犯カメラの設置場所や形状に関しては、本物のカメラと同様の配置を心がけることが重要です。

適切な位置に設置されていない場合や、安っぽい素材で作られたダミーカメラである場合は、見抜かれる可能性が高まります。また、配線がないダミーカメラや、本物のカメラよりも安価で質感が低いものは、慎重に選ばなければなりません。

安っぽさや不自然さがあると、犯罪者によって簡単に見抜かれてしまう可能性があります。ダミーカメラはあくまで補助的な役割を果たすものであり、本物の防犯カメラや他のセキュリティ対策と併用することが望ましいでしょう。

そのうえで、適切な設置場所や見た目の工夫をすることで、より効果的な犯罪抑止力となるのです。

まとめ

屋外での利用に適した防犯カメラは、特定の特徴を持っています。まず、防塵・防水性能が重要であり、IPコードの数字が高いほど、屋外の厳しい条件にも耐えられることが期待されます。また、夜間監視機能も必須であり、デイナイト型やナイトビジョン機能を備えたカメラが適しているでしょう。さらに、電源確保手段は重要であり、有線接続だけでなく、バッテリー駆動やソーラー発電によるタイプも利用価値があります。設置の簡便さもポイントであり、無線接続やLTE通信を利用したカメラが、設置時の手間を軽減します。そして、ダミーカメラも効果的な抑止力となり得ますが、質の高いものを選び、本物のカメラと併用することでその効果を最大化できるのです。

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