防犯カメラの選び方とは?設置場所や目的によって選ぶカメラが異なる!

公開日:2023/07/15  


近年では繁華街や店舗、オフィスだけではなく、一般家庭にも防犯カメラの導入が進んでいます。デジタル社会に対応すべく、ますますニーズの高まりが予想される防犯カメラですが、何を基準に選べばよいのか分からない方というも多いのではないでしょうか。そこで本記事では、場所や目的に合わせた防犯カメラの選び方について解説します。

防犯カメラの種類とは

防犯カメラは形状により大きく3つのタイプに分類されます。近年の防犯カメラでは、「ネットワークカメラ」と呼ばれる、インターネットに接続できるカメラが主流になっています。ここでは、防犯カメラの種類について詳しく解説します。

ボックス型

ボックス型の防犯カメラは、一目でカメラと分かる形状の防犯カメラです。ボックス型は、存在感があり、犯罪抑止に効果を発揮するため、店舗外や駐車場などで利用されています。ボックス型は耐久性や防水性が高く、広角レンズやズーム機能が搭載されているものが多くあります。

ドーム型

ドーム型の防犯カメラは、丸型でドーム形状の防犯カメラです。ドーム型は存在が目立たないため、店舗や商業施設、マンションなどで利用されています。ドーム型は、可動領域が広く、遠隔操作機能も搭載されているため、死角が少なく隅々まで撮影することが可能です。ドーム型は、屋内・屋外どちらでも多く利用されています。

小型

小型の防犯カメラは、ドーム型よりもさらに小さい、手のひらサイズの防犯カメラです。小型タイプは、景観を損ねにくいデザインのため、カフェやバーなど、雰囲気を重視する場所で利用されています。また、小型の特性を活かし、通常のカメラでは設置できないような狭い場所などでも利用されています。

防犯カメラを選ぶ際のチェックポイント

防犯カメラは、多くの種類があり、あらかじめ設置目的に合わせたポイントを押さえておくことで、選びやすくなります。そこでここでは、防犯カメラのチェックポイントについて解説します。

画素数

画素数とは、映像の鮮明さのことを指します。画素数が高くなるほど、映像が鮮明です。防犯カメラの画素数は、200万~400万画素が一般的です。ただし、画素数が高くなるほど、記憶容量も大きくなるため、HDDなどの記録媒体を圧迫し、記録時間が短くなってしまう恐れがあります。注意しましょう。

耐久性・耐水性

防犯カメラを屋外に設置する場合には、高い耐久性と耐水性が必須です。そのため、屋外では、耐衝撃機能や防塵防水機能が搭載されている防犯カメラが望ましいでしょう。

夜間撮影

中古車販売店や屋外駐車場など、夜間の不審者侵入が想定される場合には、赤外線投光器が内蔵されている防犯カメラを選ぶ必要があります。通常なら真っ暗で何も映らない状況であっても、赤外線投光器が搭載されているカメラであれば、鮮明な画像撮影が可能です。

人感センサー・動体検知

人感センサーとは、赤外線により人を検知できる機能のことです。人感センサーは、人が近づくと電灯が付く仕組みで、自宅やオフィスなどに利用されています。動体検知とは、静止画内での変化を検知できる機能のことです。動体検知は、オフィスなどへの不審者侵入を検知し、スピーカーから警告音を出したり、スマホに通知したりできます。

遠隔監視

遠隔監視とは、カメラから離れた遠隔地からスマホなどを使って、リアルタイムで映像をチェックできる機能のことです。近年では、自宅内にカメラを設置し、ペットカメラとしても活用されています。

クラウド保存

クラウド保存とは、映像データをHDDではなく、インターネットを経由して、クラウドサーバに保存することです。この保存方式の防犯カメラは「ネットワークカメラ」といわれています。映像データをクラウドサーバに保存するため、HDDの故障によるデータ消失リスクがありません。

また、HDDを屋内に設置する必要がなく、HDDと接続するための配線も必要ないため、設置がシンプルです。さらに、映像データは、インターネットを経由し、スマホやパソコンなどからチェックが可能です。

設置場所ごとに異なる防犯カメラの選び方

防犯カメラは、設置する場所によって選ぶべき種類が異なります。ここでは、設置場所の観点から見た、防犯カメラの選び方について解説します。

屋内

屋内設置では、存在が目立ちづらいドーム型や、手のひらサイズの小型タイプが適しています。クリニックや歯科医院、カフェやバーなどでは、カメラの存在によって威圧感を与えない小型のタイプが望ましいといえます。また、ペットカメラなどの用途で利用する場合には、映像だけでなく、音声も記録できるマイクを内蔵したカメラが望ましいでしょう。

屋外

屋外設置では、耐久性や防水性が高い防犯カメラが適しています。屋外では、目立ちやすく、犯罪抑止効果の高いボックス型の防犯カメラが選ばれています。また、屋外では、西日など日光の影響を受けやすくなるため、逆光補正機能が搭載されているカメラが適しています。さらに、雨や雪などに備え、専用カバーの装着や、レンズの防水施工は必須といえるでしょう。

まとめ

防犯カメラの選ぶ際は、種類やチェックポイント、設置場所を考慮して選ぶ必要があります。設置する目的は何なのか、設置場所はどこなのか、保存方法はどの方法を選ぶのかなど、ニーズを明確にすることが重要です。一般的に防犯カメラは、犯罪を抑止する目的で利用されます。ですが、設置の仕方を間違えると、常に監視され不快感を与えるツールにもなってしまいます。それだけに、周囲の理解のもと、自分や周囲の安心・安全を向上させるためのインフラ的な役割を持つものとして、防犯カメラを設置することが大切です。

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